肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病は、
かかる前の予防でも、かかってからの治療でも
普段の不摂生な生活が原因でなってしまうものなので、
生活習慣を改善しなければなりません。
健康的な食事にして、適度な運動をするのが効果的であることは
わかっているが、そのような生活に改善できないから
生活習慣病になったり、生活習慣病予備軍になってしまうので、
特にいろいろな誘惑のある現代社会では、改善することが
困難になります。
では、何を最優先で直すべきか?
今回は特に40代、50代が気を付けるべき習慣についての
お話です。
糖尿病対策は〇〇は絶対禁止!を解説した動画
【糖尿病】食事より運動より薬よりまずは○○は絶対禁止です
甘い飲み物を避ける理由
動画を見ていただけばわかる通り、最優先で改善すべきは、、、
”甘い飲み物”です。
理由も非常に明確ですが、食事や間食などは消化してから
ようやく血糖値が上がるのに対し、甘い飲み物は、
飲んでからすぐに血糖値が上がります。
私は以前、”臨床検査技師(※)”として働いていたので、
これはよくわかります。
※ 臨床検査技師:医師の指示の下、患者の血液や尿などの体液の検査や
心電図、超音波検査などの生理機能検査に従事する職業。
”糖負荷試験”という糖尿病の検査があります。
やり方は、前日夜から空腹状態にした患者に糖分を取ってもらい、
1)糖負荷前
2)糖負荷後30分
3)糖負荷後1時間
4)糖負荷後2時間
の合計4回採血を行い、血糖値を測定しその推移を見るもの。
この時の”糖分を取ってもらい”の部分ですが、
砂糖水では飲みづらいため、飲みやすくするために、
炭酸を足したある一定の糖濃度のあるものを用います。
私はこれを飲んだことがあるのですが、、、
サイダーみたいな炭酸飲料でした。
これは飲んだらすぐに、血糖値が上がるので検査には最適です。
しかし、この糖負荷試験で使う炭酸飲料を飲んでから、
”市販で売ってる炭酸飲料って、まさにこの試験で使うものそのもの!”
と実感してからは、市販の炭酸飲料を避けるようになりました。
市販の炭酸飲料を飲むことは、毎回”糖負荷試験”を
行っているようなものなんだな~と思いました。
糖尿病予防に、食事制限したり、ハードな運動をするのは
難易度が高いですが、炭酸飲料や缶コーヒー、ジュースなど甘い飲み物を
避けることから生活習慣を修正していけば、それなりに効果はあると思います。
一緒に、甘い飲み物を避けて糖尿病を予防したり悪化を防ぎましょう!